ここでは実際にアイアムアヒーローを読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。

なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。

タイトル:アイアムアヒーロー
作 者:花沢健吾
出版社:小学館
掲載誌:ビッグコミックスピリッツ
巻 数:1~22
評 価:★★★☆☆
アニメ化:未
ドラマ・映画化:○

あらすじ

35歳のさえない漫画家鈴木英雄はプロデビューするもわずか半年で打ち切りが決定してしまう。

その後はアシスタントとして働きながらネームを描く日々が続いていたが毎回のようにボツをくらっていた。

そんな英雄だったがある時アシスタントをした漫画家のもとで自分の漫画のファンであるという黒川徹子(てっこ)と出会う。

周りからは嫌味を言われながらも成功を夢見る英雄の唯一の味方だったてっこだったが、その後彼女もプロデビューを果たし、今では漫画家の元彼と英雄を比較しては皮肉を言ってくるようになっていた。

英雄は自分の名前をもじり自分のことを鼓舞する際に「アイアムアヒーロー」と口にしていたが、決してからはヒーローなどではなかった。

わかったように世間の批判を行いたびたび自分の世界に浸っては妄想に逃げていた。

つまりわかりやすくいうと英雄は根暗でオタクな人間の屑だったのである。

そんな英雄にも一つだけ特技があり、射撃のための許可証とライフルを持っていた。

ある時、英雄は交通事故を目撃するがその女性は車にひかれて首の骨が折れていながらも普通に歩いていた。

ただその日英雄はてっこと喧嘩をしていまい気まずい感じで帰宅していた。

翌日、英雄は射撃の講習会に行く前にてっこの家によって謝ろうとしていたが、彼女の家に付き声をかけると明らかにいつもと様子が違っていた。

言葉は通じず眼は血走り、ところ構わず噛もうとし英雄はどうしていいかわからず混乱する。

ドアにかみついたてっこの歯はすべて抜けてしまいそれでも英雄にかみついてきて大きな歯形が残ってしまう。

更に近隣の住民の様子もおかしくなっており、英雄はとりあえず落ち着くためにトイレに行き用を足してテレビをつけてみた。

するといろいろなテレビ局で混乱の様子が報道されていた。

いつも妄想に逃げる英雄だったが今回のことは現実であると認識し、化け物のようになったてっこが元彼の中田の名前を出したことで嫉妬心をむき出しにしてしまう。

英雄は現実を直視し、ウジ虫がわくてっこの首を包丁で切り楽にしてあげた。

英雄が外に出るとそこはすでにカオスとなっており人が人を襲っていた。

なにがなんだかわからない英雄は取りあえずアシスタントをしている漫画家の元へ行くがそこでも謎の現象は起きておりアシスタント仲間の三谷だけが生き残っていた。

英雄を三谷は襲い掛かってくるスタッフを倒し安全な場所を求めて避難するがその途中で見たには死んでしまう。

果たしてこのパニックは何が起こっているのか?

英雄は生き残ることができるのだろうか?

感想

映画化されてコミックも非常に人気があるということだったのでその評判を信じて読んでみました。

22巻で完結したのですが結局終わり方がこの漫画の評価をすべて覆してしまい、多くの人が疑問を持ったまま最終回を迎えてしまいました。

私も最初のころは非常に楽しく読んでいたのですが、張りに張った伏線が全く回収されることなく最終回を迎えてしまったためもやもや感が残っただけとなりました。

最終巻の後にあとがきもなかったので結局作者がどこを目指したいたのかも謎となっています。

個人的にこういった感染パニック漫画はその原因が明らかにされることが最低限のルールだと思っているので、わけもわからず感染が広がりわけもわからず収束したZQNパニックはすっきりしないものとなってしまいした。

ZQNとは漫画内に出てくるゾンビのような個体なのですが、公式にZQNの読み方は「ズキュン」に決定されたようです。

まあそれはどうでもいいのですが、やっぱりはりに張った伏線が一つも回収されなかったのは残念としか言いようがありませんね。

せめてZQNの発生の原因となったものだけでも明らかにしてほしかったですね。

なおタイトルのアイアムアヒーローは主人公の英雄という名前と銃を持ってZQNと戦うヒーローの二つの意味が込められていると思うのですが、主人公の振る舞いはとてもヒーローと言えるものではなかったので英雄の方の意味合いが強かったのかもしれませんね。

まあ途中でヒーローじゃないとか言ってますしねw

アニメ化は?

残念ながらアニメ化はされていませんね。

理由はよくわかりませんが何かしらの規制がかかっているのかもしれません。

まあ内容がゾンビ化した人間を銃で撃ちまくるって言う感じなのでわからないでもないですけどね。

主人公もヒーローというよりゲス野郎ですし。

コミックは非常に人気がありましたがこの先アニメ化されることはないかもしれませんね。

まああのラストを考えるとアニメ化されても見ない人の方が多いような気もしますしね。

ただdTVでムービコミック化されているようなので動画をあげておきますね。

実写化は?

2016年4月23日より全国東宝系にて公開されましたがR15+指定となっています。

キャスト

  • 鈴木英雄 – 大泉洋
  • 早狩比呂美 – 有村架純
  • 藪(小田つぐみ) – 長澤まさみ
  • 伊浦 – 吉沢悠
  • サンゴ – 岡田義徳
  • てっこ(黒川徹子) – 片瀬那奈
  • 中田コロリ – 片桐仁
  • 松尾 – マキタスポーツ
  • 三谷 – 塚地武雅(ドランクドラゴン)
  • アベサン – 徳井優
  • タクシー運転手 – 村松利史
  • 千倉 – 風間トオル
  • ZQN – カズレーザー※「カネコ」名義(メイプル超合金)
  • ZQN – 安藤なつ(メイプル超合金)

アイアムアヒーローの予告動画

この動画だけ見ると割とおもしろそうな感じに見えますね。

特に原作からは想像できない女優陣の配役となっていますのでそこだけでも見る価値はあるかもしれませんね。

まあ私は見る予定ありませんが・・・。

いつ削除されるかわかりませんがフルムービーも見つかったのでそれもあげておきますね。

アイアムアヒーローの本編動画

無料で見たいと思っている方は早めにご覧になってください。