新撰組異聞PEACE MAKERのあらすじと感想
ここでは実際に新撰組異聞PEACE MAKERを読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。
なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。
タイトル:新撰組異聞PEACE MAKER
作 者:黒乃奈々絵
出版社:マッグガーデン
掲載誌:月刊少年ガンガン
巻 数:1~6
続 編:PEACE MAKER 鐵
評 価:★★★★☆
アニメ化:○
ドラマ・映画化:○
あらすじ
元治元年(1864年)3月の京都、両親を長州藩士に殺された市村鉄之助は15歳で新撰組の門をたたくが、その年に似つかわしくない背格好であるため門前払いされてしまう。
兄の辰之助は新撰組の会計方となっており、鉄之助は隊士として働きたいと考えていたのである。
門前払いを受けた鉄之助は偶然新撰組に知り合いがいるという若者に出会い、局長の近藤に目通りがかなう。
その若者は新撰組1番隊組長である沖田総司だった。
鉄之助は沖田と試合を行うことで皆から認められるが、そこへやってきた土方歳三に仇討の剣は新撰組では身につかないといわれ入隊を却下されてしまう。
それでもあきらめられない鉄之助は沖田に教えてもらった場所に行き、そこで土方が敵を斬っているところを目撃し、隊士になるということは人を殺すことであることに気がつかされる。
現実を知った鉄之助だったがそれでも入隊を諦められず雨のなか一晩中屯所の前で傘もささずに待っていた。
これにより土方に認められはれて新撰組に入隊することができたのだが、鉄之助の仕事は隊士として敵を取り締まることではなく土方の小姓として働くことだった。
ここから市村鉄之助の新撰組としての生活がスタートするのだった。
感想
この作品を初めて読んだのは高校生の時だったのですが、新撰組を題材にした漫画を読んだの初めてで非常に面白かったのを覚えています。
驚くことに現在でも連載を続けており、スローペースながら話は進んでいるようです。
18年間連載を続けているとはいっても途中で長期休載があったため巻数はまだ少なく、単行本で1年に2冊程度しか出ていないので最終回までは気長に待つ必要があります。
純粋な新撰組の漫画ではなくオリジナルキャラクターを出すことによって新撰組を客観的に描くことに成功していると思います。
局長はすでに近藤勇になっており、芹沢鴨は回想でほんのちょびっと出てくるだけとなっています。
今作で中心となっているのは近藤、土方、沖田に加えて監察の山崎と敵として吉田松陰の弟子である吉田稔麿となっています。
続編からは斎藤一も主要人物となりストーリー展開に大きな影響を与えます。
多分にオリジナル要素が含まれているため史実とは大きく異なる部分もあると思いますが、歴史の流れは事実に基づくものになっています。
新撰組を題材にしている漫画の中では頭一つ飛び抜けてお面白いと思うので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
アニメ化は?
2003年10月 – 2004年3月に全24話でアニメとして放送されました。
タイトルは『PEACE MAKER鐵』となっていましたが、内容は『新撰組異聞PEACE MAKER』のものになっています。
2017年には劇場版アニメとして続編の『PEACE MAKER鐵』が映像化されることが決まっています。
キャッチコピーには斎藤一が話していた言葉が使われていますね。
前編ということなのでそのうち後編が公開されることになるのでしょう。
多分原作が終わったころに後編ができるのではないでしょうか。
どこまでの話かはわかりませんが、予想としては新撰組がなくなる部分までじゃないかと思います。
興味のある方は劇場でご覧になってください。
実写化は?
『新撰組PEACE MAKER』のタイトルで、2010年1月から全10回で放送されましたが、続編の『PEACE MAKER 鐵』はドラマ化されていません。
キャスト
- 市村鉄之助 – 須賀健太
- 沖田総司 – 柳下大
- 土方歳三 – 谷内伸也
- 市村辰之助 – 古川雄大
- 山崎烝 – 榊原徹士(新撰組リアン)
- 永倉新八 – 松川尚瑠輝
- 原田左之助 – 伊崎右典
- 藤堂平助 – 佐野泰臣
- 近藤勇 – 遠藤章造(ココリコ)
- 山南敬助 – 上山竜司
- 山崎歩 – 原幹恵
- 明里 / サラ=フウマ – 中島愛里
- 沙夜 – 滝澤史
- 北村鈴 – 野村周平
- 吉田稔麿 – 荒木宏文
- 桂小五郎 – ユキリョウイチ
- 古高俊太郎 – 前田健
- 宮部鼎蔵 – 脇崎智史
- 真夜 – 大塚シノブ
- 新撰組隊士 – 森公平、國定拓弥、関義哉、山口純(新撰組リアン)
- ナレーション – ゴブリン
私は見ていませんがおそらく池田屋事変までが描かれているのだと思います。
ちょっとだけ見た感じでは微妙な感じがしないでもないですが、興味のあるかたはご覧になってみてください。
Youtubeで探せば多分全話見つかると思いますよ。
コメントを残す