ここでは実際にフラウ・ファウストを読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。

なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。

タイトル:フラウ・ファウスト
作 者:ヤマザキコレ
出版社:講談社
掲載誌:KCx
巻 数:1~5
評 価:★★★★☆
アニメ化:未
ドラマ・映画化:未

あらすじ

ファウスト(Faust)は、ドイツの伝説における主要な登場人物である。彼は学者としてかなり成功したが、自分の人生に満足しておらず、そのために悪魔と盟約して自身の魂と引き換えに果てしない知識と現世での幸福を得た。(Wikipediaより引用)

ヨハンナという女性がある一人の本泥棒をかばうところからストーリー始まる。

その本泥棒はマリオンという少年であり、彼の弱みを握ったヨハンナはある目的のために彼を利用しようとする。

マリオンはかつて学者を目指していたが貧困のため勉強することができなくなっており、本も差し押さえで持って行かれたものだった。

同じく学者であるヨハンナは街に滞在する間マリオンの先生として彼に知識を与えることに。

そして新月の夜、ヨハンナはマリオンを連れてある協会へ行った。

ヨハンナが言うには自分がけがれているらしく、中から誰かに招かれないと入れないのだとか。

ヨハンナがマリオンの面倒を見ていたのはただこれだけのためだった。

強化の深部に進んだヨハンナは封印された悪魔の一部を発見する。

その悪魔とは自分が契約しているメフィストフェレスの一部だったのである。

するとそこへ悪魔を取り締まることを生業とする異端審問官がやってくる。

異端審問官はヨハンナを捕らえようとするがメフィストフェレスの力を使ってマリオンと脱出することに成功した。

ヨハンナの正体を知ったマリオンだったが彼女を先生と仰ぎ彼女から知識や経験を得ようと決意したマリオンは一緒に旅に出ることを決めるのだった。

感想

悪魔とか吸血鬼とか魔法とかそういったジャンルはかなり好きな方で、この漫画も明らかに悪魔がからんだものだったので読み始めました。

コミックスは5巻で完結してしまいましたが、その割には充実した内容となっており普通に楽しめました。

伝説上のファウストは男なのですが、この漫画では女性がファウストとなっており、そのあたりにひねりを感じますね。

タイトルのフラウというのはミセスという意味だそうです。

当然メフィストフェレスも出てきますし、ホムンクルスなども出てくるのでそういった漫画が好きな方にはお勧めですね。

伝説上のファウストとはかなり違いがありますが、そのあたりのことは漫画だと思って楽しく読むといいでしょう。

参考:伝説上のファウストの詳細

アニメ化は?

コミックスが5巻で終わっていることからそこまで人気のあった作品でもなかったのかもしれません。

それでも連載終了までに2年ぐらいかかっているのでそれなりに長く連載した作品ではあるんですけどね。

内容的にはアニメ化してもおもしろいような気もしますが、そこまで人気が出ないかもしれません。

よってアニメ化される可能性はけっこう低いのではないかと思います。

アニメ化を楽しみにしている方は気長に待つようにしてください。

実写化は?

さすがにこの手の漫画を実写化するのは難しいと思います。

超人気漫画になればわかりませんが、たぶんそこまでの人気は出ないでしょうし。

デスノートと同じような感じでCGを使うって手もあると思いますが、まあそこまでする価値があるかは疑問ですね。

そもそも世間的にファウストに興味のある人ってそんなにいないと思いますし。

ということで実写化はあきらめた方がいいと思いますよ。