ここでは実際にPEACE MAKER 鐵を読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。

なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。

タイトル:PEACE MAKER 鐵
作 者:黒乃奈々絵
出版社:マッグガーデン
掲載誌:コミックブレイド(2002.04~2005.01)、Beat’s(2005.01~)
巻 数:1~連載中
評 価:★★★★☆
アニメ化:○
ドラマ・映画化:未(前作は○)

 

あらすじ

池田屋事件で吉田稔麿の首をはねてから3カ月後、京都に坂本龍馬が姿を現す。

市村鉄之助は相変わらず新撰組で小姓として働いていたが性格は子供のままだった。

新撰組には鉄之助も初めて会う斎藤一も合流し、霊の姿が見えるという斎藤にいろいろ話を聞かせてもらったりもした。

そんな中、偶然から龍馬と鉄之助とその兄である辰之助が顔を合わせることになる。

龍馬は辰之助の顔を見ると一人ピースメーカーとつぶやいていた。

どうやら龍馬と鉄之助たちの父親は面識があったようだった。

その後龍馬は新撰組の屯所に現れ鉄之助と辰之助をスカウトしたいといって勧誘するが隊員に見つかりそのまま姿を消してしまう。

一方、吉田の首を持ち帰った北村鈴は養父を殺害しある計画を実行しようと考えていた。

坂本龍馬の真意とピースメーカーとは一体何なのか?

鉄之助と辰之助は新撰組と命運を共にすることになるのか?

 

感想

新撰組を取り扱っている漫画はたくさんあると思いますが、その中でもこの作品はかなりおもしろい部類に入ると思います。

前作である新撰組異聞PEACE MAKERの1巻が発売されたのが1999年なのでそれから18年たっていますが現在でもまだ続いている作品です。

その理由は途中で長期休載したからなのですが、現在では半年に1冊は販売されるようになっているので、ゆっくりですが終わりへと向かっています。

今作では新撰組が消滅しその後土方歳三が北海道の方へ行く時に鉄之助が合流するところも描かれています。

史実に忠実に描かれている部分もありますが、オリジナル要素も多数含まれているため非常に楽しめる内容になっています。

純粋に新撰組の歴史が知りたいだけの方にはお勧めできませんが、新撰組を題材にした漫画を探しているならこの漫画はかなりおすすめです。

最新話はインターネットで配信されているため、早く続きがみたいという方はそちらを見てみるのもいいでしょう。

同じ新撰組を題材にしている人気漫画に「ちるらん 新撰組鎮魂歌」というのがありますが、個人的にはPEACE MAKERの方が好きですね。

どちらかと言えばちるらんは史実を忠実に再現しているという感じなので、より歴史に近い話になっています。

同じ新撰組を題材にしていますがテイストはかなり異なるので、新撰組のおもしろい漫画を探しているという方はどちらも読んでみるといいと思いますよ。

 

アニメ化は?

2003年10月 – 2004年3月に前作である新撰組異聞PEACE MAKERがアニメとして放送されました。

タイトルは『PEACE MAKER鐵』となっていましたが、内容は『新撰組異聞PEACE MAKER』のものになっています。

2017年には劇場版アニメとして『PEACE MAKER鐵』が映像化されることが決まっています。

キャッチコピーには斎藤一が話していた言葉が使われていますね。

前編ということなのでそのうち後編が公開されることになるのでしょう。

多分原作が終わったころに後編ができるのではないでしょうか。

どこまでの話かはわかりませんが、予想としては新撰組がなくなる部分までじゃないかと思います。

興味のある方は劇場でご覧になってください。

 

実写化は?

『新撰組PEACE MAKER』のタイトルで、2010年1月から全10回で放送されましたが、続編の『PEACE MAKER 鐵』はドラマ化されていません。

キャスト

  • 市村鉄之助 – 須賀健太
  • 沖田総司 – 柳下大
  • 土方歳三 – 谷内伸也
  • 市村辰之助 – 古川雄大
  • 山崎烝 – 榊原徹士(新撰組リアン)
  • 永倉新八 – 松川尚瑠輝
  • 原田左之助 – 伊崎右典
  • 藤堂平助 – 佐野泰臣
  • 近藤勇 – 遠藤章造(ココリコ)
  • 山南敬助 – 上山竜司
  • 山崎歩 – 原幹恵
  • 明里 / サラ=フウマ – 中島愛里
  • 沙夜 – 滝澤史
  • 北村鈴 – 野村周平
  • 吉田稔麿 – 荒木宏文
  • 桂小五郎 – ユキリョウイチ
  • 古高俊太郎 – 前田健
  • 宮部鼎蔵 – 脇崎智史
  • 真夜 – 大塚シノブ
  • 新撰組隊士 – 森公平、國定拓弥、関義哉、山口純(新撰組リアン)
  • ナレーション – ゴブリン

私は見ていませんがおそらく池田屋事変までが描かれているのだと思います。

ちょっとだけ見た感じでは微妙な感じがしないでもないですが、興味のあるかたはご覧になってみてください。

Youtubeで探せば多分全話見つかると思いますよ。