ここでは実際にバイバイ人類を読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。

なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。

タイトル:バイバイ人類
作 者:渡辺恒造(原作) 萩原あさ美(作画)
出版社:集英社
掲載誌:ジャンプ+
巻 数:1~5
評 価:★★★☆☆
アニメ化:未
ドラマ・映画化:未

あらすじ

真山真矢は度胸試しに誘われた幼馴染の小熊に誘われてあるび田市の廃墟探索に出かけた。

だがそこで待っていたのは同級生が何者かに殺されている想定外の場面だった。

真山たちはすぐにその場から逃げたが襲っていた男が時速30キロ以上で追いかけてくる。

だが人目につく場所に出たところで追ってくるのをあきらめた。

なにがどうなっているのか理解できない真山たちだったが取りあえず様子を見ることに。

翌日、廃墟で襲われていた同級生が普通に登校しており動揺する真山たち。

話しかけられるがハッタリを聞かせてその場を乗り切り、その同級生の体が「なにか」乗っ取られていると確信する。

一緒に廃墟に行った女の子たちは真山以上に動揺し、その日真山の家に集まることに。

真山は化学オタクのような学生で、巻に爆弾のような物の作り方も知っていた。

またどんな状況になっても冷静な真山に同級生たちも頼もしさを覚える。

その夜、家に帰った小熊はあるび田市から帰ってきた母親が「やつら」になっていることに感づくが結局食い止めることができなかった。

小熊も「やつら」の一員になってしまい電話で真山を学校に呼び出してしまう。

なにも知らない真山は廃墟に行った友達たちと一緒に学校へ行くがそこはすでに「やつら」の根城と化していた。

感想

最近よく見る感染パニック系の漫画ですが、その中でも本作はかなり作風が変わっていましたね。

主人公が女性なのはまあいいですが、化学オタクで爆弾を作ってしまうほどの知識があり、淡々と敵を分析していくあたりなんかはかなり変わっていますね。

ただその分こちらに熱が伝わりにくく、感染パニック系としてはハラハラドキドキがなくて物足りない感じになっています。

絵があまりうまくないというのもおもしろさを半減している要因なのでしょう。

もうちょっと工夫していればもっと楽しめる作品になっていたと思いますが、まあこの評価が妥当と言ったところでしょう。

話数が少なく読みやすい作品でしたが、もう一度読もうという気にはならなかったですね。

ただ一つ評価できるのは感染した人間たちがなぜそうなったのかという点が説明されている部分ですね。

こういった作品では結局謎のまま終わってしまうことが多いのですが、ギミックも含めて説明してあったのはよかったと思いました。

そこまで面白いわけではないので興味のある方は時間のある時にさらっと読んでみるといいのではないでしょうか。

アニメ化は?

残念ながらアニメ化はされていませんね。

どのくらいの人気だったのかは知りませんが、内容と話数を見る限りではそこまで人気の作品ではなかったのでしょう。

今後はどうなるかはわかりませんがアニメ化されることはないように思います。

実写化は?

実写化映画化あるいはドラマの話も出ていないようですね。

設定的には実写化されてもおかしくないような感じですが、若干内容的に規制がかかるような部分があるようにも思えるので実写化されることもないかもしれませんね。

修正するという手もありますが、そこを修正するとおもしろさがまったくなくなってしまいますし。

まあ人気的にも実写化されることはないと思いますよ。