ここでは実際にヴィンランド・サガを読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。

なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。

タイトル:ヴィンランド・サガ
作 者:幸村誠
出版社:講談社
掲載誌:週刊少年マガジン(2005年)月刊アフタヌーン(2005年 – )
巻 数:1~連載中
評 価:★★★☆☆
アニメ化:未
ドラマ・映画化:未

あらすじ

11世紀初頭の西ヨーロッパでは略奪を生業とする海賊、通称ヴァイキングが威勢を誇っていた。

アシェラッド率いるヴァイキングはフランク領主同士の小競りに目をつけ報酬と引き換えに傭兵をしてやると持ちかける。

こう着状態だった戦争はアシェラッドの介入により一気に決着を見ることになり、船員のトルフィンは大将首を持って帰還する。

トルフィンの要求は金銀財宝ではなく頭首アシェラッドとの決闘だった。

トルフィンはヴァイキングの一員だったがその理由は父親の仇であるアシェラッドを殺すためだった。

だがトルフィンとアシェラッドの決闘はアシェラッドの勝利に終わってしまう。

西暦1002年のアイスランド、トルフィンは父親のトールズと母親のヘルガ、姉のユルヴァと共に平和に暮らしていた。

トルフィンは常々島を出て広い世界を見てみたいと思っていたが父親の許可が出なかった。

ある時ヨームの船団がやってきて戦鬼のトールズを出せと言われる。

トールズはかつてヨームの騎士団に所属していた凄腕の戦士であったが、戦いが嫌になり脱走していた過去があった。

船団を率いてきたフローキはデンマークとイングランドの戦が始まるためそれに参加してほしいといってきたのである。

村を人質に取られたトールズはしぶしぶ戦争への参加を承諾し戦地へと向かった。

この時船にはトルフィンが隠れており戦地まで連れて行くことになってしまう。

一方、フローキはアシェラッド率いるヴァイキングに金貨100枚でトールズを殺すよう依頼していた。

フローキの本当の狙いはこの機会に乗じてトールズを殺すことだったのである。

フローキの命令でアシェラッドは逃げ場のない海峡でトールズ達を襲撃するが、トールズ一人に大苦戦する。

トールズはこのまま戦っては犠牲が出ると考え首領であるアシェラッドに決闘を申し込む。

決闘はトールズの勝利に終わるがアシェラッドの部下はトルフィンを人質に取ってしまう。

トールズはトルフィンを救うために剣を捨て大量の矢に襲われ殺されてしまった。

トルフィンは父親を殺したアシェラッドに復讐するためにたった一人アシェラッドの船に乗り込むのだった。

感想

絵と言い内容と言い結構好き嫌いが分かれる漫画なのではないかと思います。

個人的には歴史ものの漫画は結構好きで、ヨーロッパを題材にしたものはあまり目にしたことがないので楽しく読ませてもらっています。

評価的には3.5つ星ぐらいなのですが、何度が読み返さないと良く理解できないこともあって3つ星にしています。

ただストーリー構成自体は結構はっきりとしているため理解できるかどうかは別として読みやすいものになっていると思います。

個人的にはトルフィンが大人になってからの話の方が好きでしたね。

主人公のトルフィンはかなり波乱万丈な人生を送っているのでなぜそのような状況になっているのかも見ごたえがあると思います。

イングランドとデンマークの戦争にはあまり興味はないので、早くヴィンランドまでたどり着いてほしいというのが正直なところですが、現在の進み具合から考えるとまだまだかかりそうですね。

ヨーロッパのいろいろな国を船で渡ることになると思うので当時のヨーロッパがどのような感じだったのかを知れるのはうれしいですね。

月刊アフタヌーンに掲載されていることもありかなりのんびり進んでいるので続きが出るのを気長に待たなければいけないのだけは残念ですね。

完結してからイッキヨミした方がいいかもしれませんね。

アニメ化は?

ヴィンランド・サガは残念ながらアニメ化はされていませんね。

理由はよくわかりませんが内容がちょっとアニメ向きでないこともありますし、メインが戦いでないので歴史ものとしてはアニメ化しづらいんでしょうね。

アニメ化するにしてもちょっと内容が複雑なので子供向けではないような気もしますし。

なにより完結するまでにまだかなり時間がかかると思うので今アニメ化しても・・・って感じなんでしょう。

まあでもコミックの人気はそれなりにあるようなのでそのうちアニメ化はされるような気もしますけどね。

とりあえず今はコミックの完結を切に願います。

実写化は?

歴史もの、しかも舞台がヨーロッパでは日本で実写化するのは無理でしょうね。

ハリウッドで映画化される可能性もなくはないですけどそこまでの人気があるとは思えませんし実写化は難しいかもしれませんね。

まあ実写化されても戦争がメインではないのでおもしろくなる気がしませんし。

同じような理由でアニメもけん制されているのかもしれませんね。