ここでは実際にリクドウを読んでのあらすじと感想を書いていきたいと思います。

なるべくネタばれなしで紹介してきますが、あらすじなどではどうしても一部ネタばれしてしまうのでご了承ください。

タイトル:リクドウ
作 者:松原利光
出版社:集英社
掲載誌:週刊ヤングジャンプ
巻 数:1~連載中
評 価:★★★☆☆
アニメ化:未
ドラマ・映画化:未

あらすじ

ヤクザの所沢京介が芥生家に取り立てに行くと父親は首をつって死んでおり、息子のリクは首をつった父親をサンドバックにして殴っていた。

所沢がなぜリクに殴っているのかと尋ねるとこれまで自分がやられていたことをやり返していると平然と語った。

所沢はリクをなぐりこれが本物のジャブだと教えワンツーの基本であるストレートも教えてた。

所沢はかつてはOPBFのチャンピオンにまで上り詰めたことがあるボクサーだったのである。

その後リクは離婚していた母親に引き取られることになるのだが、母親は薬物中毒になっておりヤクザの奴隷のようになっていた。

母親を助けたい一心でリクはヤクザに立ち向かい、所沢に教えてもらったワンツーを使って相手の脳を揺らし、灰皿で頭を殴って殺したのである。

このことはニュースで大きく報道されることになりリクは人を殺した少年Aとして見られるようになる。

病院で養護施設に行くことになると説明を受けたリクの元へ所沢がやってきて退院祝いをくれた。

ただ所沢はリクが灰皿を使ったことをひどく怒り、男なら拳だけで相手を倒せと熱く語る。

そのご養護施設に入ったリクだったが、殺したヤクザが麻薬取引に関与していたことから一味に狙われることになり、江原先生と一緒に襲われる。

江原はヤクザにレイプされリクは自分の非力さを恨んだ。

そこへ所沢が現れ拳一つでリク達を助けてくれる。

リクは所沢に殴り方を教えてくれと頼み、古巣である馬場拳闘会を紹介する。

リクの荒い気性にかつての所沢を見た馬場はリクを鍛えることに。

そして7年後、プロボクサーとして芥生リクの戦いが始まるのだった。

感想

漫画にしてはかなり攻めた内容になっていますね。

ボクシング漫画ははじめの一歩ぐらいしか読んだことがありませんが、リクドウは対局と言っていいほどテイストの違う漫画になっています。

主人公の少年がいきなりヤクザを殺しますからね。

正直はじめの一歩のほうがおもしろいですが、この作品はこの作品で目が離せないものがあります。

スポーツとしてのボクシングを楽しみたいという方ははじめの一歩、命のやり取りとしてのボクシングを楽しみたいたいという方はリクドウを読んでみるといいと思います。

まあ個人的な評価は3つ星と言ったところですね。

絵は下手で内容も荒々しいですがこれはこれでありだと思うので興味のある方は取りあえず読んでみてください。

アニメ化は?

残念ながら現時点ではアニメ化はされていませんね。

題材としてはアニメ化されてもおかしくありませんが、前半部分が生々しすぎるのでアニメ化には規制がかかるかもしれませんね。

構成を変えるとリクのボクシングに対する執念とも言える考えが伝わりませんし、なかなか難しいですね。

なのでアニメ化はされないような気がします。

実写化は?

アニメかよりは実写化の方が可能性があるような気がします。

ただスポーツ漫画のアニメ化はかなりハードルが高いですし、あのあしたのジョーですらつい最近実写化されたぐらいですから道のりは長そうですね。

実写化されるならドラマの方が可能性がありそうですが、どちらにしてもハードルは高そうです。

なので今はコミックで楽しむことにしましょう。